せっかく調整していただいた松葉杖なんですが・・・
床に足をなげだし、こやつを凝視・・・。
「・・・ぬぅ~っ、触りたい!?」
地面をとらえる足は、三本のパイプ ( アルミ管 ) がリベット止めで並べられ、その中央に配置された、テレスコピック式のアウターパイプには、軽量化のため・・・いや、アジャスト用にパンチ穴が整然とあけられ、そこから伸びるインナーパイプには、" ロック・フリー " を実行するための「プッシュボタン」が・・・。
「さわってみ ( ボタン押してみ ) !」
松葉杖君が語り掛けてきます(笑)。
頭の中も診てもらったほうが・・・。
療法士のお兄さんは、
「脇の下に、指3本入るくらい」っと、言ってセッティングしてくれたんです。
してくれたのですが、
「もう少し長くしても、アリ ( 脇で支えられて楽 ? ) なんじゃない?」
などと考えていたら、うちに到着・・・。
さっそく!ボタンを押しながら、インナーパイプを伸ばしま・・・
「んっ?奥まで、ボタン押せてない?」
指でボタンを押し込んだくらいじゃアジャストできないです。
「なんで?」
「お兄さん、力いっぱいな感じじゃなかったよなぁ」
・・・。
・・・。
「あ~っ!」
「なるほどね。」
ボタンを押しながら、インナーパイプをひとひねり。
たとえるなら、スロットルをひねるが如く!です(笑)。
これで、ロック解除。
「” 杖を突く " 動作 ( 伸縮 ) 方向だけのロックだと、なにかの拍子にボタンが押されていたとしたら、危ないですからね。一度捻りの動作を入れないと伸縮しないようにしているのかな?」
ロック時には、見えませんが、ボタン横にはラインが振ってあります。
ボタン横のラインを手掛かりにして、位置を確認します。
目当ての穴にラインを確認したら、スロットルオフ(笑)。
すると、アウターパイプに開けられたパンチ穴に、インナーパイプのボタンがセットされます。
「カチッ」
「これでようやく、オレ仕様だな・・・。」
な?感じで(笑)、ひとスパン伸ばしてみたのですが・・・。
上着きちゃうと、脇の下に抱えるときに ” スッ ” といかないです。
杖の足先を横に開いて、ハの字に構えてから、脇の下に挟み込み・・・になっちゃいますね・・・。
こいつは、よろしくない!
「療法士のお兄さん!
あなたの見立ては正しかったよ!!」
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