ステンメッシュブレーキホースの話です。流行りの?純正ライクな ( 純正っぽい ) ホースを製作し、取り付けます。
赤・青カラーのアルマイトでレーシーな雰囲気が漂う、アルミフィッティングも大好物な私ですが(笑)、今回はなんとな~く、流行りに乗って?ステンレスのフィッティングを使用し、ホース部分にはカバーを被せ、地味目な「純正ライク仕様」にしてみます。今回の記事、アレやコレやと、まとまりがないのですが、実は一番紹介したいのは、ホースカバーの・・・
- 注意 -
ブレーキホースの脱着作業になります。自分の単車を自分で整備する事を前提に情報を紹介しています。分解整備云々はもちろんですが、安全に関わる重要な箇所です。少しでも不安なかたは認証工場で相談、整備なさってください。よろしくお願いします。
概要?
交換前は、マスター側のバンジョーボルトに「ダブル用」を使い、それにセットされた2本のホースを左右のキャリパーに直接持っていく、いわゆるダブルのストレート繋ぎ仕様。
これを今回は「こだわりの!?地味目な見た目」だけでなく、取り回しも純正同様に変更です。
取り回しも同様に、その狙いは・・・
純正同様のホースジョイントを使った分岐仕様のほうが、よりカッチリしたダイレクトな操作感になるらしい・・・
1本+1本=2本・・・が、ダブルのストレート仕様だとすると
0.5本+0.5 本+0.5 本=1.5 本・・・が、分岐仕様。
↑ ずいぶん適当ザックリな見方ですが(笑)!
分岐仕様だと、ジョイントからマスターまでの上半分は、ダブルのストレート仕様と比べると 0.5 本分少なくなるわけです。その分、圧力を加えたときの、逃げ ( ホースの膨らみ ) が少なくなることで、操作感が・・・っということらしいです。
ちなみにですが、ブレーキフルードは非圧縮性の流体だそうです。
なので、圧縮されるフルードの量が少なくて・・・ではないみたいです。
ホースの制作
作り方は・・・
ホースを切って、オリーブを押し込み、フィッティングをねじ込んで・・・です(笑)。フィッティングは、アールズのステンレスを使用しています。
使用する工具はフレアナットレンチ。「ASAHI」さんのこのレンチ、とっても安くて、良い物なんだけど、もう少し薄ければなぁ・・・。
詳しい作り方は「長野2輪」さんのサイトがわかりやすいです。リンクフリーということなので・・・勝手にリンク(笑)。
ちなみに・・・
ホースの切断は、リューターに切断砥石で行いました。
ホースジョイント
純正ホースジョイントは手元にありませんので(笑)、購入するしかないのですが・・・
アルミの塊ですからね。中古品で問題ないでしょう・・・なのですが、GPZ900Rっとなると、なんでも高値が付くような気が・・・なので!
ZX-10
GPX-250R-Ⅱ
FX-400R
あたりから・・・ZX10以外はレアすぎて逆に中古で出ないんじゃ(笑)?
ネジ山がやられているのは勘弁なのでホース付き、しかも純正ゴムホース付きが安全かな?一度も交換してないか、車検時にバイクショップで交換してそうな・・・
っで、ZX-10用を90円で落札!送料が1210円!合計1300円で落札です。
新品だと3000円くらい?
ホースの長さ
実際の数値は載せませんが、参考程度に写真を・・・
分岐より下は、フロントタイヤを浮かせた状態でも大丈夫な長さで。
分岐より上は・・・
ブレーキレバーの角度 ( ホルダーのセット具合 ) で、長さが変わります。
レバーを下に垂らすのなら短め、上に起こすのなら長めになります。
・・・少し余裕をもたせて採寸してもいいんじゃない?
いや!
「逃げ」を少なくするために
取り回しまで変更したんです!
ここは、できるだけ詰める方向で(笑)!
・・・実は、取り付けてから「あと5~10㎜長くてもよかったなぁ・・・」と、少しだけ後悔・・・詰めすぎた(笑)。
純正のホースジョイントの場合は、三つ又にジョイントをボルト止めするため、ストレートの時よりも自由度が少ないです。
ホースカバー
ホースカバーいい感じでしょ?
なにげに、今回の記事の目玉!?は・・・
これを紹介したかったんです!!
スパイラルチューブ!でもなく、吊るしのホースによくあるビニールチューブでもなく・・・
↑ ポチッとするとモノタロウさんにリンクしてます。
を使ってみました。
本来は、電気関係の保護チューブなのかな?
商品説明には・・・
「耐摩耗性、耐薬品性、耐候性に優れ、極めて高い不変性を持っています。」
・・・っと、あります。
このチューブ、ひとクセありまして・・・
縮ませると径が広がり、伸ばすと径は狭くなります。
っで、チューブのかぶせ方なんですが・・・
入ったからと、引っ張ると・・・
「ぬぅ~・・・」
まぁ、やってみればわかるのですが!?(笑)、縮めながらかぶせていって、送って、送って・・・です(笑)。
切った端は、解れそう ( 商品説明には ” ほつれない ” っとあります ) なので ( 見た目のためにも ) 熱収縮チューブで処理です。
耐久性
バイクに使うとなると、紫外線とか雨風とか、いろいろあるんで耐久性は今のところ「?」です・・・
!?
先ほども書きましたが!ブレーキホース用のカバーではナイ!!っということです(笑)。電気関係のものを勝手に!つかっているわけで・・・なので「?」です。
っが、純正ライクにこだわる方には・・・
メッシュホースで高性能化!っで、玄人受けする?この見た目、見逃すわけにはいかないのでは?
/// 耐久性の面で、不具合が出ましたらこちらで追記いたします。///
操作感は・・・
それから、操作感云々ですが・・・
伝説通り?(笑)の結果だと思います!
ダブルのストレートよりも、カッチリしたダイレクトなフィーリングに変わった「気」がします!
・・・いや、変わったな!
なので、伝説ではなく・・・
信じるか信じないかは・・・。
交換前の配管内に、びみょ~にエア噛みがあったのに気が付いてなくて・・・
今回の作業で、しっかりエア抜きされて・・・
当然ですが、フルードもあたらしくて・・・も、あるのかもしれません(笑)。