ナンやカンやがありながらも、無事に!?事故修理から戻ってきた GPZ900R でしたが・・・。
予定通りに修理は上がったということで、勤務先から帰宅後にバイク屋さんに向かいます。っで、自宅までは自走で帰ってきたのすが、どうにもこうにも調子が悪い!!かぶっているというか何というか・・・それ以前に、生ガス臭い!!
「週末は、キャブレターバラシだな・・・」
4か月放置ですからね。例のバイク屋さんが、ガソリン抜いてくれてたとは思えないし・・・等と、考えていたのですが!!
燃料漏れ
調子が悪いながらも走ることはできるので、翌日は久しぶり ( 17週間ぶり! ) のバイク通勤です!
っで、眉間にしわを寄せながらも勤務先の駐輪場に到着。エンジンを止めバイクから降りると地面にシミが・・・。
「漏れとるやん・・・」
昨日は、あたりが暗く気づきませんでしたが、どうやらガソリン漏れです。
どうりで生ガス臭いわけです。
「どこから?」
地面にシミができているのは確かですが、もとがわかりません。
・・・エンジン停止時には漏れてないみたい。
っで、その場でエンジンをかけてみると・・・。
フューエルタップの合わせ面からジト~っと染み出し、数秒後には、滲みで収まりきらないガソリンが雫となって、クランクケースの上に 1滴 / 秒 ( ← ちょっと盛りぎみw ) 。っと、どこかを伝って? ( 元は分かったので、追いませんでした ) 地面にポタッ、ポタッ・・・。
なかなか
勤務先で事情を話し、シール材的なもの(笑)を拝借。それで漏れが止まるとは思ってませんが、とりあえずの応急処置です。仕事が終わり、その日はその状態で帰宅です。
「これで車検通したなんて、なかなかです!?」
密閉されているわけではないし、火種が飛んでこない限り ( 飛んできても? ) 爆発はしないと思いますが ( 乙4持ちです ) 、こんな状態でお客さんに引き渡しとは・・・。
「ふぅ~。」
※ ・・・爆発じゃないけれど、走行中のバイクのエンジン周りから赤い炎が出ている映像を見たことがあります ( ニュース映像 ) 。液体のガソリンがメラメラと燃えるとは考えにくいんですが・・・。その映像では、ライダーは火のついたバイクから飛び降り、停車。たまたま近くにあったガソリンスタンドの店員さんが駆け付け消火器で消火。事なきを得たようでした。・・・あの映像、漏れたガソリンに火がついたのでは無いとは思いますが、いったい 何が燃えてたんだろう?
・・・っということで、何が起こるかわかりません。ガソリン漏れのバイクを動かすことは自己責任で!・・・ぬぅ~。自分が動かしておいてなんですが、環境問題等からも?動かさないほうが良いと思います!・・・歯切れが悪いなぁ。
縁切り!?
バイク屋さんとは縁を切るつもり!ですので、
ケチをつけに行ったりはしません(笑)!!
帰宅後には Kawasaki オンラインショップで直ちに部品注文!!
ちなみに外から塗り込んだシール材的なものではやはり、漏れを止めることはできませんでした(笑)。
っで、注文していた部品が到着しましたので!早速修理にかかります。
負圧ホースから・・・
フューエルタップを修理するために、まずは、フューエルタンクを降ろします。
フューエルホースをはずし、次に負圧ホースを・・・
「負圧ホースからガソリン?」
外した負圧ホースの中からガソリンが垂れてきました。
「何で???」
↓ フューエルタンクの外し方は こちら を参考にしてください ↓
タンクを立てて
「何で???」はひとまず置いといて(笑)、作業を進めます。
タンク内のガソリンは半分以下、たぶん1/3 くらいかな ( 燃料減りはむちゃくちゃ早かったですw ) 。
なので!?フューエルタンクを立てた状態で作業します ( 燃料抜き取りが面倒なだけだよね?w ) 。
取り掛かる前に
フューエルタップのオーバーホールに必要な部品 ( 4つ ) です。
燃料ホース接続部がある本体を中心として、負圧ホース接続部 ( TAIYOGIKEN の文字 ) がある側を内側。切り替えレバー ( ON・PRI・RES の文字が刻まれているカバー ) 側を外側とします。
っで、
内側のカバーの中に、ダイヤフラムスプリング。と、そのスプリングと負圧で動作するダイヤフラム。
外側には、レバーにセットする Oリングと、その奥 ( 本体 ) にセットするバルブ ガスケット ( レンコンガスケットと言うらしい?w ) 。
向きの確認
ばらしながら、ダイアフラムの向きを確認しておきます。
タップ内側のカバーを止めてある4本のプラスネジを外し、カバーごとダイヤフラムを外します。
・・・負圧ホース接続部分の逆側に溝が掘ってありますね。
「・・・何の溝なん?」
違う向きに組んでも大丈夫なのか?どうなのか?がわかりませんが(笑)、組む時にはとりあえず同じ向きにして組みます。
「何で???」の回答と・・・
ダイアフラムからカバーを剥ぐると・・・切れてますね。
負圧がはたらきタップが開くと、負圧ホースが接続されているカバー側にガソリンが・・・吸い込まれてたんですね ←「何で???」の回答です(笑)。ホースの先は#3のキャブレター。
「・・・そりゃ、調子悪いわ(笑)!!」
っていうかよく走れてたな。
下の写真はスプリングは外した状態です。
位置決めのポッチがあります。なので、組み込み時にセンターがずれることはないと思います。カバー ( 合わせ面 ) の汚れは傷つけないように注意して、スクレーパーで丁寧にこそぎます。 ・・・キャブクリーナーできれいになるのなら ( 漬け置きできるなら? ) そちらが正解だと思います・・・んっ?本来はこちら側にガソリンは来ないので気にしなくても良いのか???
カバーの汚れを落としたら、ダイアフラムスプリングをセットし、溝の向きとポッチを確認しタップ本体にセット。4本のプラスねじで均等に組付ければ、タップ内側は完了。
レバー側
つぎに、外側 ( 切り替えレバー側 ) 。
ON・PRI・RES の文字が刻まれているカバーを外します ( 2本の小さなプラスねじ ) 。
カバーを外すと、押しつけ ( 荷重 ) をコントロールするウェーブワッシャー。
裏表、方向は関係ないので気にせず外します。
っで、切り替えレバー。
切り替えレバーは Oリングで保持されているだけなので、引き抜けば外れます。
っで、奥にバルブガスケット。通称レンコンガスケットらしいです(笑)。
こちらも裏表の決めはないと思います。
組付けは、奥から順に(笑)。
急いでいたので写真を撮り忘れましたが ( ゴメンナサイ ) バルブガスケットのレンコン穴は収まるところに収まります(笑)。ばらすときによく見ておいてください ( 迷うことはないと思いますw ) 。
切り替えレバーにセットする Oリング。今回、こちらも切れてました ( 引き抜くときに切れたのかも? ) 。Oリングをセットする時には、うっす~く ( 薄く ) シリコングリスを塗ってセットしました ( 私の趣味です?正しくないかもしれません ) 。
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しかし、すごいですよね。頻度は多くはないですが、レバーで「グリッ」っとを繰り返すここを、こんな小さなゴム部品で保持しているんですからね。
TAIYOGIKEN さんがすごいのか?ゴム部品屋さんがすごいのか?両方だな!!
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切り替えレバーのOリングを新しくしたら、本体に押し込み、ウェーブワッシャーを挟んでカバーをセット。2本の小さなプラスねじを均等に締め付け修理完了。
フューエルタンクを下すときのタップ ( レバー ) 位置は ON にしていると思います。っで、レバーを引き抜く時にも ON 位置で、押し込む時にも ON 位置で。あまり気にせずに作業していたのでアレですが、これが正解かな!?・・・どの位置で組み付けても問題ない気もするけど・・・。
勤務先から帰宅後の緊急修理!?でしたので、翌日実践走行 ( 通勤w ) チェック。
「問題なし!!」
後記!?
今回交換したパーツは4点。かな~りケチな私ですが?? ここは迷わず4点セットで交換 ( 部品注文 ) しました。内部のどこが悪いのかわからなかったですし、実際ばらしてみると2か所に問題ありましたからね。おすすめは4点交換!!です。
ちなみに・・・
下の写真、左のダイヤフラムの中心にある小さな Oリング。ダイヤフラムを注文すると、セットされた状態で届きます ( Oリング単品でも注文できます ) 。
っで、最後に少し脱線!?
そのダイヤフラムが入っていた箱。これが、かっこよくて捨てられない(笑)。
そいつをニヤニヤしながら眺めていると妄想が・・・
kawasaki ( アクセサリー ) さんにお願い!?← 届かないと思いますが(笑)。
ベアとかダルマとかヨーヨーとかあるじゃないっすか?
1の目をリバーマークにした、サイコロがほしいっす!!
2~6 の目は、もちろんライムグリーンの凹目でね!!!
オブジェとして欲しいんだけど・・・
食べれるサイコロキャラメルも悪くないなぁ。