「ヤマルーブ・プレミアムシンセティック」のインプレです。使用期間は約 1 年 ( 弱 ) です。その期間のオイル交換は 2 回です。2 缶目の余ったオイルの事 ( ほんとは、オイル交換2回半? ) など書きたいのですが、バイク屋さんに怒られそうなのでやめときます(笑)。ちなみに、現在は違う物に変更しています。このオイルの印象を忘れないように、私のためのメモ書き・・・かな?
ー はじめに ー
'70 年生まれのオジさんが、主に通勤で使用する GPZ900R に使用してのインプレです。ライダーの好み、使用状況、マシンとのマッチング等ありますので参考程度で・・・。
ー ー ー
それでは・・・
入れ替え前のオイルは、エーゼット MEG-024 10W-50です。なので、特に第一印象については、こちらのオイルと比較してのインプレになるのかと思います(銘柄変更時はエレメントも同時に交換しています)。
第一印象
第一印象を一言で言うならば「シルキー」です。
エンジン内部の摺動部に、エンジンオイルがまとわりついているのを感じることができます。かと言って、決して重ったるいわけではありません。
スロットルを開けると、シルキーにふけ上がり、マシンはトルク感を伴って加速します。この印象は次のオイル交換 ( 私の環境で夏を跨がなければ4~5ケ月後 ) までキープされます。っが、シフトフィールは、徐々にですが落ち込んできます。ギアチェンジが気持ちよくないな~と感じ始めたころが、このオイルの交換時期だと思います。
夏場に強い?
夏場に強いという印象は特にはないです。熱が入り劣化してくると、シャバるのではなく、不自然に重く、硬いフィーリングに変わるように感じます。添加成分がやられて基油の性質がそうなのか、基油がやられて添加成分がそうさせるのかはわかりません・・・。= シフトフィーリングにも影響?
オイルにじみ
旧車に100%化学合成油なので、オイルにじみを心配していましたが、1年弱の使用では問題ありませんでした。
オイル交換時の廃油
オイル交換時の廃油は、まだトロミが残っています。
色は、わずかに透明感の残った茶褐色の中に、濁りが混じっている感じです。私の交換サイクルでは、真っ黒にはならなかったです。
ドレンボルトのマグネットに吸着された金属粒子の量は、多からず・少なからず・・・フツーに付きます(笑)。
缶を見ればわかること?
100%化学合成油 ( 化学合成炭化水素 ) で、粘度は SAE 10W - 40 。
製品規格は2輪車規格の JASO で MA2 です。
ちなみにですが、新しいパッケージのものと古いものでは、JASO 規格がちがっています。新しいものはMA2になっています。2輪車用の規格の中では、摩擦係数がもっとも大きく、排気量のおおきな車両にも向いているオイルということですね ('20.7.22 )。
参考までに・・・
缶のパッケージには合成系炭化水素と記載があります。石油系ではないのでグループⅣ以上???
プレミアムシンセティックを調べていると、安全データシート ( SDS ) というのが出てきました。昭和シェル石油が危険有害な化学薬品を安全に取り扱うために情報提供しているものです。
かいつまんで・・・
引火点250°C以上(COC)
密度約0.84g/cm3 (15°C)
溶解性水に対する溶解性:ほとんど不溶
・・・ふゥ~ん
労働安全衛生法
表示対象物(通知対象物) 鉱油 10-20%(添加剤由来による)
通知対象物 モリブデン 及びその化合物1%未満
グループⅣ以上で、極少量のモリブデンを添加・・・
PAO ベースのオイル???
まとめ
交換したてのフィーリングは、すごくイイです。エンジンを守ってくれている感じが伝わります。夏場は早めに交換すれば問題なし。
私的にはアリといえばアリだけど、これがベストかといえば・・・。
新しめの、精度よく組み上げられたバイクだと、夏場の劣化も穏やかなのかもしれません。
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