ピックアップコイルを交換した事で、完全復活した(笑)? GPZ900R でしたが、ど~しても腑に落ちないところがあったんです。
ピックアップコイルを交換する前に出ていた症状・・・
「メイン電源が完全に落ちる」
ってやつです。
ピックアップコイルとの関連が、ど~考えてもつながらない・・・。
前の記事は こちら から。
「たまたま症状が出てないだけで、完全復活してないんだよなぁ・・・。」
っと、モヤモヤした気分で一か月ほど・・・。
いいのか、悪いのか、不具合は出ないので他の事を(笑)!
「そうだ!?用意してたダブルホーン!やっちゃうか!!」
不具合の対応で手いっぱいだったので、ず~っと、後回しになってたんです。
- 待ちに待った?
- ハーネスなんだけど・・・
- 古い4輪からヒントが?
- ハーネスの点検って・・・!?
- カプラー内の端子を点検?
- せっかくなので?カプラーのバラシかたを・・・
- 結果と反省と?
- ちなみにですが・・・
待ちに待った?
その日は、リレーを介してのバッテリー直取り配線を済ませ、ダブルのホーン をどこに仕込もうか?・・・っと、いうところでタイムアウト。 とりあえず、元のシングルホーンに配線を接続して作業終了。
っで、翌週の通勤途中です。
エンジンブレーキを使う場面で、凹つくエンジンフィールです。
「なんとなく止まりそう?」
っと思っていたら・・・
エンストです!
待ちに待った!? ” 完全電源落ち ” の症状です(笑)。
ハーネスなんだけど・・・
っで、
” 完全電源落ち ” の状態で、ステム近くの配線の束に手をのばし、グイっと持ち上げると・・・電源復活です。
「やっぱり、ハーネスだよ。」
その週末・・・
ホーンの配線を引き直したのが原因かもしれませんからね。一応?ですが、確認のため、先週イジッたバッテリー直取り配線をいったん切り離して、近所をグルっとしてみます・・・。
・・・エンストです。
やはり、新しく引き直したホーンの配線云々ではなさそうです。
これまで症状が出なかったのは、「たまたま」だったんです。
フレームの、い~ぃ感じの所に、い~ぃ具合に、配線の束が収まっていただけなんですね(笑)。
その、せっかくい~ぃ具合に収まっていた配線の束を、引っ張り出したり収めたりと、余計な事をしたせいで!い~ぃ具合に?(笑)症状が出たのだと思います・・・。
しかしです!!
待ちに待った症状とはいえ、ハーネスのチェックはこれまでにも散々してきているんです。
各カプラー・カプラー間は当然、ステム回りに関しては、必要以上に!?引っ張り、捩じりしても断線箇所は発見できていないんです・・・。
「どうせテスターを当てて点検をしたとしても同じだよなぁ・・・。」
「・・・交換するしかないよなっ!ハーネス!!」
「・・・踏ん切り、ついたぜ!!!」
古い4輪からヒントが?
踏ん切りつけて、アレやコレやと下調べ・・・
( なんと! '21.10.02 時点で A12 のハーネス出ます!!)
そうこうしてると、かみ ( 嫁 ) さんが、
「車の水温計がおかしいよ! 」
( 車はイタリアの古い大衆車です。当時新車で購入し、現在に至りますw )
水温計の針は、一か所を示さず、振れ幅大きくブルブル震えています。
「センサー?メーター本体?配線の接触不良?」
とりあえず、センサーにつながっている平端子を抜いたんですが・・・
「ん?緩くなかった???」
あらためて・・・
ゴムブーツをめくった状態で、抜き差し・・・。
「緩いね。」
メス側端子をプライヤーでつまんで、程よく潰します。
っで、接続。
グイっと固めでバッチリ接続。
エンジン始動・・・
なおった!
修理完了!!
「接続端子って、経年で ( 接続が ) 緩くなったりするんだねぇ・・・」
・・・。
・・・。
・・・。
「あーっ!! Ninja もコレかぁ???」
ハーネスの点検って・・・!?
これまで私がやっていた点検ですが・・・
・メインハーネス
メインハーネスから、各スイッチ類等につながるカプラーを切り離し、メインハーネス内のカプラー・カプラー間の導通点検。
・メインハーネスにつながるスイッチ類等
メインスイッチやキルスイッチ等については、マニュアルに従い、切り離したカプラー部分の各端子にテスターをあて、スイッチを操作し、各ポジションでの導通はオッケーか、短絡はないかの点検。
・・・。
カプラーを " またいだ " 点検はしてないよねぇ?
・・・。
カプラー自体はしっかりハマっていても、カプラーケース内のすべての接続端子がキッチリと接続されているかは「?」なんです。
カプラー内の端子を点検?
っと、いうことで!
メインスイッチ、キルスイッチのある右ハンドルスイッチ、イグナイター、イグニッションコイル等々、気になる接続部分のギボシ・平端子や、カプラーをバラして点検です!
・・・もとい!点検ではなく、片っ端から引き抜いたメス側の接続端子を、プライヤーでつまんで程よく潰していきます(笑)!!
カプラーをばらす時は、抜いた位置 ( 収める位置 ) をメモ・写メで記録してからですね。記録を見ながらの組付けがメンドウだと感じる方は、チマチマと一本ずつ確実に・・・。
メス側端子の処理をすませ、カプラーケースに端子を納めたらカプラーオン!
「新品のカプラーを接続する時って、もとはこれくらい硬いのかもね・・・」
そんなことを考えながら次々と、チマチマと・・・
点検して気づいたんですが、メインハーネス側がメス端子になってるんですね。メインハーネスにつながるスイッチ類等はオス端子。
知らなかったのは、私だけ???
せっかくなので?カプラーのバラシかたを・・・
「カプラーのバラシ方!いってみよーう!!」
「なにをいまさら」っな方は、とばしてください(笑)。
正式名称がわからないのですが(笑)、ターミナルツール?コネクターピン抜き?で、カプラーのケース ( 本体 ) から端子を抜き取ります。
安全ピン等、サイズが合えば何でもいいのかもしれませんが、作業効率を上げるために・・・道具〇割、腕〇割・・・。
っなこと言っといて、ずいぶん安いのを紹介 ↓ 。私が今回使った物です(笑)。
サクサクっと作業を進めたいですからね!
私の場合は、「すべてのカプラーを総点検!」っと、考えたその日に注文しました(笑)! 本気でこだわる方は、もっと本格的な物を選んでください(笑)。
作業内容を具体的に・・・。
端子のサイズに合った ( 窪みに入る )ピンを、ケース同士が合わさる側から、差し込みます。
ピンを押し込むことで、奥にある「返し ( 抜け止めの爪 ) 」を押し込み、「返し」を効かなくします。
うまくすればこの状態で配線を引き抜けばカプラーから端子部分を抜き取ることができます。
うまく抜けない場合は、「返し 」を効かなくしつつ、同じく合わさる側からサイズに合った ” 二股 ” で端子部分を押し込むとスムーズに抜くことができます。
処理を済ませた ( 程よく潰した ) 端子をケースに戻す時には、「返し」が倒れたままになっていないかを確認してから戻します。倒れたままの場合は、もちろん起こしてから戻します。
これを、すべての端子に行います(笑)!
作業が面倒、あるいは信頼性が・・・なら、素直に?ハーネス交換ですね。
・・・楽しんでやりましょう(笑)!
結果と反省と?
今回の処理をしてから1か月ほど・・・
トラブル無しです!
「メインハーネスが怪しい?」のは、何となぁ~く分かって ( 感じて? ) いたのですが、カプラーケース内で端子が十分に接続されていなくて接触不良とは・・・。
「気づけなかった~!」
頭の中?をもっと柔軟にしとかないといけませんね。
メインの配線が接触不良なら、そりゃ「メイン電源が完全に落ちる」も納得です。
モヤモヤした気分はスッキリです。
「腑に落ちた!」
完全復活です(笑)!
ちなみにですが・・・
使用頻度や、保管状況等々でも違ってくるとは思いますが、経年 ( 振動? ) から、接続端子がゆるくなるって・・・。
っということで、参考データです!?
自動車の初年度登録は平成8年 ( '96 ) 。
GPZ900R は平成12年 ( '00 ) 、家に来たのは平成17年 ( '05 ) です。
「家に来た」は、どうでもいいですね(笑)。
この記事の公開が 2021 です。
どちらも、初年度登録から 20年以上経過です。
さらに、どちらの車両も現役の普段使いです(笑)。
登録から20年を超える車両で、不調を抱えハーネス交換を考えていた方は一度確認してみて下さい。