左ハンドル ( 集合 ) スイッチの中にある、チョークレバーの戻りを調整する小さなプラスチックパーツ。こいつのヘタり ( すり減り ) が過ぎて、戻り調整ができなくなってきました。「ヘタったのなら新しいのに交換すれば?」なのですが、この小さなプラスチックパーツだけの購入はできないんです・・・。
過去記事でチョークレバーの戻り調整の仕方を書いていますが、当時はヘタりはなく、十分に調整できたんですね。
っで、ここがヘタった時には「スイッチまるごとASSY交換ですね!」っと、他人事扱いしてますが(笑)、自分のことになると・・・。
これ!!だけのために
丸ごと交換はもったいない!!!
ー 注意 ー
前半は失敗作(笑)。「上手くいったのだけで充分です!」っな方は [ 1.素材が・・・] はとばしてください。
素材が・・・
チョークレバーに触れさせる部分なので、元のヘタったパーツ同様、レバーよりは柔らかい ( 弱い ) 素材を選びたいです。
・・・自由樹脂はどうよ!? ( 100均で扱っているものです。)
本来は、お湯につけて柔らかくして、型を成形して・・・なのですが「寸法はそこそこ出したい!」っとなると、ビミョーなんです・・・角がでないです。
どうしよう・・・
アルミのアングルに樹脂をのせて、ヒートガン・・・もとい!ヘアドライヤーで温めます。十分に柔らかくなったところで直尺 ( ステンレス製等 ) を駆使して成形します!
っで、できあがった物をセットして、操作してみたのですが・・・
柔らかすぎで、負けちゃいましたね。
・・・失敗です!
どうしよう
「ぬぅ~。ゴム板切り出すか?」
カッターで?
・・・この小さいパーツを切り出すのが困難なのは目に見えてます。
・・・メンドくさいなぁ・・・。
「まずは、こいつ ( 土台 ) を修正だな!」
すり減って本来の役目が果たせなくなったプラスチックパーツ・・・
レバーに接する部分のヘタりもそうなんですが、土台の部分もひび割れていてかなりヤバい状態です。
土台のひび割れ修正
「ひび割れたところに、接着剤を流したところでダメだよね。」
ここは、つけるだけでなく、補強する気で!
瞬間接着剤 ( 樹脂のつもり? ) を薄く塗りのばして、ティッシュ ( ガラス繊維のつもり?w ) を貼り付けます!必要とするところは2重に塗り重ね!!
数分後には・・・カッチカチです。
土台の補強は・・・たぶんバッチリ!?
すり減り部分には
すり減り部分には・・・
グルーガンでホットメルトを盛り付けです。
接着部分の「荒し ( ヤスリで傷付け ) 」はもちろん、「盛り」がずれないように、カッチカチの土台部分には、ドリルで軽く窪みを掘ってから盛り付けてます。
ちなみに、今回私が使用したホットメルト ( モノタロウオリジナル ) の融解接着温度は160~210℃。軟化温度は85℃。
っで?
ホットメルトの盛り過ぎのため(笑)調整ネジを目いっぱい締め込んでも少々重めですが、レバーを引く時、戻す時 ( 滑り、抵抗 ) の違和感は少ないです。
元とまったく同じではないですが、いい感じの抵抗感に仕上がってます。
あとは耐久性。1週間の通勤 ( 真夏でも始動時はチョーク使用 ) では「盛り」の剥がれもなく「すり減り」による追加の調整もありません。
剥がれ・すり減りで、修正が必要になった時には、こちら で追記いたします。
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